1次プロセス=意識=コントロールできる感覚
2次プロセス=無意識=コントロールできない感覚
という理解は基本的に問題無いと思いますが 本を参照して少しだけ突っ込んで考えて見ました。
アーノルド・ミンデルの日本語訳の済んでいる著書を中心に調べてみ ました。
「プロセス指向心理学」 P36−37
では優しさや礼儀正しさに関して無意識で1次プロセスの例があります ので一次プロセス=意識というパターンが修正されていると 思います。
(蛇足ですがP48には専門家以外の人の 「意識」という用語にも触れています。)
「ドリームボディー・ワーク」 P27 では、ほぼ一次プロセス=意識 2次プロセス=無意識=コントロールできないと読めそうです。
「自分さがしの瞑想」 ここでは1次プロセス=意識ではなく 1次プロセス=コントロールできるという構図も 合いませんが、2次プロセス=無意識の方は 問題なさそうです。
P46
考察
上記3冊はそれぞれ1985、1986、1990に原書が 出版されており、ミンデル氏の考え方が変遷した とも考えられます。
結論
1次プロセスと意識に関しては、意識的に行なう という表現と「気が付いている」「知っている」 という意味では、=でつないでも良いのでは ないでしょうか。
1次プロセスのコントロールに関しては 簡単なものもあれば、難しいものも あるので、これは独立したことがらと 考えたいと思います。
2次プロセスと無意識に関しても 「無意識的」とか「気が付かずに」 「知らないうちに」という表現は 近いと思います。
2次プロセスは基本的にコントロールが 難しいと思います。やっぱりコントロールが できたら、かなり1次プロセスに近いものだと 思います。
したがって以下のような5つ位の 領域に分けて見てはどうかと思います。
意識的でなおかつコントロールできる1次プロセス
意識的だがコントロールが難しい1次プロセス
無意識的でコントロールができない1次プロセス
意識にのぼってきているが無意識的でコントロールのできない2次プロセス
無意識でコントロールのできない2次プロセス
3番目が一番理解が難しそうですが とりあえず、整理しました。